第4回(5月8日掲載)
2019.05.08 13:00
<ニッコン鋼製プールからアルミ製プールへ>
資本金20,000千円でスタートしたニッコンは、3年後の1972年に65,000千円に増資、この年に不動産部が開発中の蔵王エコーランドに、ニッコンアルミ製プールを試作した。
鋼製プールの普及に伴い、塗装の維持費が負担となった頃に、先進の西ドイツからアルミ製プールが登場し、現地では主流との情報。
鋼製プールの遅れを取り戻すべく、今後期待されるアルミ製の開発に積極的に取り組んだ。
アルミ製は軽い・さびない・塗装費が安い等で、またたく間に鋼製プールの牙城を駆遂して全国に普及した。
材料メーカーでないニッコンは、顧客ニーズに合わせ鉄からアルミに上手くシフトできた。それでも、先発メーカーの4年遅れとなった。
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