第37回(1月6日掲載)
2020.01.06 15:49
< 2013年 累計損失の一掃と会社基盤の確立 >
新生ニッコンから当初3年を目途に、累損の一掃を全社に呼びかけて皆で挑戦したが、途中で東日本大震災の影響もあって、結果として5年間を要した。
第二ステップの累損の一掃が出来、今までの労に報いる為に、社員の給料と賞与の改善を図ることが出来た。
経営の不思議と言うか、事業が軌道に乗ると社員も自信がついて明るく元気になり、自然と会社の業績も好循環する。長い間できなかった、若い人材の補充も継続してやれた。結果として社員の平均年齢も下がり、組織の活性化に繋がった。
好調な時ほど私の感心は、3年~5年先の次のニッコンの新しいビジネスモデルの構築に腐心する日々が続いた。
少子高齢化が日本のプール市場を狭める中、物件が少なければロットの規模を大きくするしかない。プール以外のスパやサウナ、濾過の設備、ウォータースライドや水遊具など、顧客ニーズに合わせワンストップで提供する戦略がようやく見えてきた。
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